第四次産業 序文

 情報の作成・加工に関する産業を第4次産業として定義するべきではないだろうか。
 これを考えついたことが、このサイトで経済学の紹介を始める一番の動機である。この命題を解明していけば、ゆくゆくはノーベル経済学賞も取れるのではないだろうか。真剣にそう考えている。最終的には僕ではない誰かがノーベル賞にたどりつくかもしれない。そのときに、僕も昔からそれについて研究していたんだと胸を張りたいという名誉欲もあるし、その研究に僕の研究が参考にしてもらえれば素直にうれしい。しかし、最高なのは僕がすばらしい研究を成し遂げ、その成果をもって賞賛されることである。
 しかし、まだ研究は端緒についたばかりである。少しずつその成果をこの場に上げていくつもりだが、最初のうちは見当はずれや調査不足のものも多くなるだろう。そのため、ここで書かれる文章をまるままは信じないで欲しい。間違った論理があればどしどし指摘して欲しいし、自分でも以前の文章を訂正していくことになると思う。
 ここにはまったく新しい概念も打ち出されてくるだろうが、舞台となる世界は太古の昔から存在する現実世界であることは忘れないでもらいたい。石器の時代から始まる人間の(正確には知的生命体の)社会の原理をより正確に把握するための概念を解き明かすのだ。
 それは例えば量子力学のようなものだ。量子力学という学問が存在する以前から、世界は量子物理学の法則にしたがって動いてきている。ニュートン物理学を量子力学が書き換えてきたように、多分、量子力学もより正しい理論で書き換えられていくことだろう。しかし、ニュートンの功績が不滅であるように、量子力学者たちの功績は不滅であり、偉大である。それと同じように僕の提唱する経済学もまた、将来に書き換えられていくことだろう。しかしその将来へのステップのために僕の研究が必要ではないのだろうか。僕はそんなふうに夢見たい。