2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

トリガー直接知財

まずは自動機械というものを考えてみよう。 この自動機械は自動ではあるが自律ではない。こちらが望むようにしか動いてくれない機械だ。望むように動かすためには「望むように」を解釈するところから始めなければいけない。「望むように」とは「望むとき」に…

足りぬ足りぬは工夫が足りぬ

あまりの忙しさに時間が足りなくて苦しい思いをすることは、人間誰しも経験していることだろう。そしてそんな状態が一ヶ月、半年、一年と続くようになると、ストレスが溜まりまくり、誰かに愚痴を言わずにはおれなくなるものだ。 たいていの愚痴が「相談した…

言論の自由の重要性

人はみな自由に生きるべきだ。 すでに書いたことだが、人間は根源的に自由である。やりたいことをやりたいようにやることができるし、それを阻もうとする力に対してさまざまな手段で対抗することができる。主体間の自由や権利が衝突しても、妥当な妥協を成立…

全体主義という理想の功罪

全体主義は一つの理想である。 理想はある価値観にとっての大きなメリットとそれを保証するための理論から成り立つ。そして多くの場合、現実という壁に阻まれて時代の波の中に敗れ去っていくものでもある。人々は、最初はメリットの大きさに惹かれ、そして次…

人類の曙

第四次産業は、四番目に発見された産業形態であるため、第四という名前がつけられているが、産業の機序から見ると第一次産業の亜種もしくは第0次産業と呼ぶべきものである。そして第四次産業は人類の草創期から人類の活動と共にあった。決してコンピュータ…

間接知財の所有面からの分類

間接知財は非常に目に見えにくい資産である。直接知財と違って、誰がどんな間接知財を持っているか、それどころか自分がどのような間接知財を所有しているかすら完全には把握できない。いや、ほとんど把握できないと言ってもいいくらいだ。 この問題は第四次…

間接知財とは その2

「その2」と書いているが、これは本来「その1」の内容だ。ちと手違いで昨日の話を先にエントリーしてしまった。なので、昨日の文を「その2」として、今日の文を「その1」として解釈して欲しい。間接知財は、その知財の内容が消費者に直接伝えられる形で…

間接知財とは

間接知財は少しとっつきの悪い概念である。 間接知財は基本的に目に見える形では存在していない。多くの間接知財が直接知財に変換され複製・保存・流通が行われているが、それでもそうやって変換されているものは間接知財のごく一部分に過ぎない。また、間接…

直接知財の流通面での分類

すでに軽く触れているが、直接知財は流通形態によって二種類に分類される。 直接知財そのものだけが流通される直接直接知財と、直接知財を記録した工業製品が流通される間接直接知財である。 昔はこの二種類の直接知財は互いに対立する性質を多くもっていた…

ナショナルミニマム

僕は、ナショナルミニマムとは人間の尊厳を確立することであると考えている。かなり、ミニマムのラインが低いほうだと思う。しかし、この小さな望みすらなかなか保障されているとは言いがたいと感じている。 最初に尊厳という言葉を定義づけておこう。 それ…

やりたいことをやりたいようにやれ

僕の座右の銘である。 人はやりたいことをやりたいようにやらなければならない。これは権利や扇動ではない。義務の言葉だ。人は人として生まれたからには、それぞれの自由と真実と尊厳のために生きなければならないのだ。 これは社会を破壊する思想ではない…

直接知財の効用面での分類

最初の情報は警告音であった*1。 危険な野獣に襲われたとき、自然の猛威が迫ってきたとき、自らの命は絶たれたとしても多くの同胞の命が救われるのならば、それはその種族の生き残り戦略に貢献することになる。これは多くの生物に本能という形で備わっている…

直接知財と間接知財

知財は大きく二種類に分類することができる。。 TV放送などに代表される直接知財と特許などに代表される間接知財だ。ここではそれらの知財の効用および流通特性の大まかな説明をしたい。 直接知財は俗な言い方ではコンテンツになる。いくつか列挙してみよ…

第四次産業の定義

第四次産業をインターネットで検索すると、多少の件数がヒットする。 「第4次産業」で196件、「第四次産業」で180件である*1。意外と多いと考えるか少ないと考えるかは難しいところである。しかし、その中で第四次産業を詳細に研究し解明しようという…

第四次産業 序文

情報の作成・加工に関する産業を第4次産業として定義するべきではないだろうか。 これを考えついたことが、このサイトで経済学の紹介を始める一番の動機である。この命題を解明していけば、ゆくゆくはノーベル経済学賞も取れるのではないだろうか。真剣にそ…

はじめに 3歩先の経済学

「あの人は時代を先取りしすぎたね」 というせりふを時々聞きます。歴史上の偉人だとガリレオやメンデル、ゴッホなどが挙げられます。これらの時代の先を行き過ぎてしまった人は、たいてい不遇な人生を送るはめに陥っています。それが転じて、夢を見すぎて足…