2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トリガー直接知財 信用醸成 その7

信用醸成の手順 その3 ・いくつかの裏切りは見逃してやる 少しでも裏切りを行った相手と、少しでも信用できないと感じた相手との取引を拒絶することは、長期的に見ると自分に不利益をもたらす場合が多い。 十回の取引で一回くらい裏切られたからといって、…

トリガー直接知財 信用醸成 その6

信用醸成の手順 その2 ・事前に時間やコストを支払う 取引には、取引の成否に関らず支払わなければならないコストがある。 商談をするための時間、交通費、電話代。商談が進むと商品のサンプルを要求したり、そのサンプルの評価をするための手間が必要だ。…

トリガー直接知財 信用醸成 その5

信用醸成の手順 その1 ・信用していないことを理解させ、信用されていないことを確認する 実は自分が相手に信用されていないことが信用を醸成させることに有利に働いている。直感的には逆に信用されていればこそ信じることができるのだと考えてしまうだろう…

トリガー直接知財 信用醸成 その4

利益こそが信用の鍵だ 何度も言ってることで恐縮なのだが、ドーキンス博士の「利己的な遺伝子」は名著である。今の僕があるのもこの本に出会えたからと言っても過言ではない。そして、この本の中にこの問題に関する一つの答えがある。本来なら本文を引用する…

トリガー直接知財 信用醸成 その3

相手が信用醸成の必要性に気がついていない 信用できない相手を信用するためには信用醸成を行わなければならない。しかし信用醸成という概念自体を知らなければ効率的な信用醸成を行うことは難しい。信用醸成を行わずに情報取引を強行するから裏切られる。裏…

トリガー直接知財 信用醸成 その2

価格が定かでないために相手を信用できない ある財においてある程度合理的に説明のつく価格があるのならば、相手の提示する価格を受け入れることで、それ以外の面で信用できない相手とも取引を行うことができる。しかし情報の持つ価格は、原価面そして効用面…

トリガー直接知財 信用醸成 その1

発信者と受信者の間で互いを信用しあう関係を作り出すことを「信用構築」と命名するのが普通かもしれない。しかしあえて「信用醸成」と命名したことには理由がある。 じょうせい(ヂャウ‥)【醸成】 1 =じょうぞう(醸造)1 2 雰囲気(ふんいき)や気分をかも…

トリガー直接知財 情報の取引 その12

発信者の意図した行動を受信者にとらせるために 発信者の意図した行動を受信者にとらせる目的でのトリガー直接知財はさらに二種類に分けられる。 発信者の意図している内容を受信者に理解させるかどうかだ。もちろん受信者に受信させることに失敗したり受信…