2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ノウハウ直接知財 ノウハウ直接知財の取引 その1

ノウハウ直接知財も情報であり、トリガー直接知財で説明をしたものと同じ情報取引に関するルールが適用される。いくつかの部分ではノウハウ直接知財に特有のルールが適用されることもあるが、それらも本質的には情報取引の基本ルールの応用に過ぎない。ここ…

ノウハウ直接知財

やったー!新章突入だ! 極端な言い方をすれば、ノウハウ直接知財は「蓄積されることを主目的としたトリガー直接知財」だ。また、蓄積されるだけが目的で行動のトリガーになることを想定していないノウハウ直接知財は娯楽直接知財と言ってもいい。結局、直接…

お金なんて幻想だよ。効用が取引されてるだけだよ派(新古典派的唯効用論原理主義)

生産性をめぐる賃金水準議論が熱くなっている。 それに触発されて少し斜めから見てみた議論を展開しようと思う。 山形浩生氏の書く「賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ」(文字色・文字サイズ原文ママ)…

トリガー直接知財 信用醸成 その12

発信受信能力の強化 実はこの項は書きたくなかった。ここまでは誰でもが実現可能な、もしくは誰にでも実現可能にするためのマニュアルだったのだが、今回はできない人間には絶対にできないことを書くからだ。 「情報の発信能力や受信能力を高めることにより…

トリガー直接知財 信用醸成 その11

「罠の回避の話は次回です」と書いておきながら、その話の前提となる共同体の説明が長くなったので、結局次々回になってしまった。 共同体を用いた信用醸成の罠の回避 「共同体は協同作業によって利益を追求する」 この性質を利用することにより「常識では推…

コラム 株式会社的共同体

僕のことを「超個人主義者」と見なす人は多い。しかし実際の僕は、人が生きていくためには共同体の存在は絶対に必要だと思っている。ただ共同体の概念に関して、世間一般の常識とは少しずれているだけだ。きっとそれはドーキンス博士の影響だと思う。 ・ドー…

トリガー直接知財 信用醸成 その10

信用醸成の罠 ここまで述べた信用醸成の手段を駆使すると大きな陥穽にはまり込むことになる。このような方法で(そして僕がまだ気づいていない方法であろうと)マニュアルを作ると、確実にその穴にはまる。しかしこのマニュアルを無視するともっと大きくて深…

トリガー直接知財 信用醸成 その9

低信用醸成度での取引 その2 ・複数の相手から情報を受信する 耳を疑うような情報を知らされたとき、多くの人はその情報が真実であるとすぐに信じることはできない。また耳を疑うほどではない情報も、常日頃嘘をついている人の口から出たものならば、やはり…

トリガー直接知財 信用醸成 その8

低信用醸成度での取引 その1 ここまで信用醸成を高める努力とその必要性について論じてきたが、どのような場合にも信用醸成が成功するわけでもないし、そのための時間が用意されてない場合もある。そのときには信用醸成が低くても実行できる取引の手段を考…